にんげんだもの
こんにちは、くま吉です。
はじめから読む方は、こちらからどうぞ!
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先日、くまおさんのおうちに遊びに行ってきました。
夜、寝ていると・・・
・・・・・・。
爆音をかまして、目覚めてしまったのです。
そう言えば、いまだにくまおさんの前でちゃんとしたおならをしたことがなかったのです。
ファースト・おならがこんなに立派だなんて、恥ずかしい気持ちでした。
隣を見ると・・・
寝ているように見えます。
もし起きていたら、さっきの爆音を聞いたことになるでしょう。
小声で呼んでみると、くまおさんが起きました。
「ねぇねぇ♪ 今すごく立派なおならしたんだけど〜聞いてた?」
などと明るく聞けたら、どんなに楽になるでしょう。
私はこう見えて繊細で根暗なので、何も言えませんでした。
というか、こんなことで、くまおさんを起こしちゃったよ・・・。
煮え切らない思いを抱えたまま、横になります。
私は考えました。
どうしておならは恥ずかしいの・・・?
生理現象だということは分かっています。
頭ではおならを認めていても、心が恥ずかしいと思っているのです。
30も過ぎて、こんなことでまごまごしていたら、
私の人生これからどうなってしまうのでしょう。
あぁ、解き放たれたい。
おならの呪縛から・・・
そこで、こう考えることにしました。
その瞬間に、なにもかもが許された気がしました。
おならをして当たり前だよ。
おならがくさいのも当たり前。
おならが爆音すぎて目が覚めるのも当たり前。
みつを先生に救われた私は、ようやく落ち着きました。
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次の日のこと。
くまおさんは、いつも私のことを褒めてくれるのです。
自分で自分のことは1ミリもかわいいと思いませんが、
くまおさんが、かわいいかわいいと言うので、
「私がおならしてもですか?」と聞いてみました。
くまおさんは、動じないみたいです。良かった〜。
じゃあ次回から、おならしよっ♪
とはいえ、誰かがおならしていても全然気にしない私です。
自分のおならばかり気になるのは、自意識過剰ということなんでしょうね。
早く、お互いにおならしていることに気づかないくらいに
なりたいと思いました。
くま吉
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