トラウマをねじふせた日
こんにちは、くま吉です。
はじめから読む方は、こちらからどうぞ！
今日は、このシリーズの続きです。
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何度も何度も、ラフを描きなおし、描きなおし。
清書するイラストを選んでもらい、詰めていきます。
一生に一度の結婚式です。とにかく一生懸命、描きました。
先輩自身もデザイナーのため、招待状のデザインと印刷はご自分でやるとのこと。
私の仕事は、それに使うイラストの納品です。
カット数点は、Illustratorデータにしました。
メインイラストは、色をつけ、原画を送付することにしました。
画材もほとんどがくま美のもとへ嫁いでしまい、なかったのですが、
ごそごそ探したところ、水彩絵の具と、皿パレット3枚、絵筆が出てきました。
この貧相な装備・・・。
いえ、じゅうぶんです！！！
そして・・・
ついに・・・渾身の一枚が出来上がったのです！！
はぁぁ〜〜〜〜〜ん！！！！
やれたやれたやれたやれた・・・
「たかが、絵一枚で・・・？」と思われるかもしれませんが、
私にとっては、高い高いハードルを越えた瞬間でした。
それは、まさしく、
・・・・・・。
この、トラウマをねじふせた瞬間というのは、
もう少し複数の要因が絡まって、できたのですが、
なにしろ容易なことではありませんでした。
私はこの日、心に誓いました。
「もう、誰に何を言われても、これからも描く」と。
やると決めたらやる。自分の意志です。
絵を描くのはこわい。
でも、自分だけは、自分の味方をすると、決めました。
絵というものは・・・本当にふしぎですね・・・。
描くことは、猛烈な楽しみでもあり、ただの日常でもあり、
弱い心をさらすことでもあり、自分と戦うことでもあります。
挑戦する人だけが上がれるステージに、
私はこの日、もう一度立ったのだと思います。
くま吉
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