こんにちは、くま吉です。
はじめから読む方は、こちらからどうぞ!
今日から、ちょっとした続き物になります。
お暇な方は読んでいってください♪
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5月のある日のこと。
体調を崩し、休職していた私は、
深夜にパソコンを眺めていました。
見ていたのは・・・
筋金入りのオタクだった、学生時代。
中学〜高校〜大学と、一生懸命描いたオタクな絵の数々。
大学で作った作品、毎年の年賀状。
友人の結婚祝いに描いた絵。
ただの落書き。
いろいろありました。
思い返せば・・・
絵を描くのが、大好きで、大好きで、大好きで。
本当に楽しくて、授業中も、帰宅してからも、夜寝る前も
いつもいつも絵を描いて遊んでいました。
絵を描くのは、食べることや寝ることと同じく生活の一部であり、
最も大好きな遊びでした。
子どもの頃、私はまんが家になりたかったのです。
好きが高じて、美術大学に進学しました。
4年生になった、ある日のこと。
先生に言われた「強烈なひとこと」にブッタ斬られ、
裸にムチを打たれたような精神的ショックを受け、
絵を描くことができなくなってしまいました。
這いつくばって、なんとか卒業はしたものの・・・。
絵はおろか、手芸もできなくなってしまいました。
でも・・・
実は、絵を描くことと、商品をデザインすることは全く違うことです。
デザイナーとしての仕事は、こなすことができました。
会社の同僚には、私と同じような
「美大に行って絵が描けなくなってしまった人」が何人かいました。
折れてしまっている人は、やはり裸にムチを打たれた経験があるようです。
私は、美大の話をすると過呼吸になってしまう先輩とウマが合ってました。
そうこうしているうちに、10年もの月日が経ち・・・
高校時代から溜めていた、スケッチブック約80冊と
美大時代の作品を、捨てました。
美大の先生は、「若いころのスケッチブックは絶対に捨ててはいけない」と
言っていましたが、正直、もういらないと思ったから・・・。
あと、中がオタクの絵ばっかりで死にそうだったから・・・。
自分で気に入っている絵だけ、写真に撮って残しました。
原画はもうありません。
今になって、その写真を
しみじみと見返してみると
昔の絵たちは いきいきと そこにありました。
絵は、まだ生きていました。
もう一度、絵が描きたい・・・
その思いがこみ上げてきました。
自分にとって、なによりも大切で、大切で、
手放したくなかったのに、手放してしまったもの。
落書きでもいい。へたくそでもいい。
誰も見てくれなくてもいい。
絵を描けば、絵が残る。
私は、もう一度絵を描きたくなったのです。
泣きながら眠ったくま吉。
すると、翌朝・・・!?
続きはまた明日☆
くま吉
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